2012.05.06 Sunday
危機感の違いをかんがえる。
先日、お仕事と友人の開店記念を兼ねて、
1年とちょっとぶりに東京・逗子へ行ってきました。
と、書くとなんでもないことのようですが、
ほんとうのところは、どきどきの出張でした。
なんといっても今のdrop aroundは常に子連れ狼スタイルのモバイルワーク、、、
いつでもゼロ歳児の我が娘をぶらさげての仕事(しかも旅)となるわけで。
さらには震災後に関東圏へ飛ぶのははじめてのこと、、、
乳幼児を持つ親としてはいろいろ思うこと、心配の種もありつつの旅でした。

比較的不安の少ない場所に住みながら(空間線量が全国的に見て低めという意味で)、
こういう話をするのはどうなのだろうなといつも迷いが出るのだけれど、
他人事ではなく自分事としても毎日考えて続けていることなので
あえて口をつぐむことなく書こうと思います。
なにしろ今日はエゾの泊原発含め、日本の原発がすべてとまった大事な日。

さて、今回の旅で印象的だったこと。
それは、今居る場所で毎日、3.11以降に変わった現実を自分の身に起きたこととして
受け入れて、自らの行動、できることに反映させながら新たな暮らしをはじめる人たちの姿でした。
北関東から関東圏内にお住まいの人は原発事故後、
水、食べものにあらゆる不安がつきまとっただろうと思います。
そしてその度合いに変化はあるにせよ、それは今もゼロにはならないだろうとも。
とくに乳幼児のいる家庭では水や食材からの内部被爆を懸念して、
お母さん達は心が痛めながら、「安全」を探して大変な苦労をされたはず。
我らも今回の旅では、娘用のお茶と水、数日分の離乳食は持参しました。
ここに住んでいる人もいるのに嫌な感じだろうか、、と思いつつも、
出来ることは自衛のみ、できることはすべし。と日常の心得のまま旅に臨みました。
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2012.04.29 Sunday
ブラシ的なるもの



我らdrop aroundが住むエゾの街・札幌は、
一度住んだらなかなか出て行けぬほどにちょうど良く緑豊かで住みよい
いい街でありますが、あまり「いいブラシ」には出会えない街です。
いいブラシが売られてる街、店、という基準もよくわかりませんが、
とにかくそこだけはかなり不満に思っています。
なぜならば私はとにかくブラシ的なものがすき。
雑貨屋さんとか道具屋さんとかに行く度に、
吸い寄せられるようにブラシを手にしていることが多く、
おかげで自宅には既にいくつかのブラシがあるにもかかわらず、
でもまた買ってしまうブラシ的なるものよ。なんでなの。
ねこのようにふさっとしているのがいいのか。いや、固いのもあるけど。

先日の出張先でも、吸い寄せられるようにまたブラシを買ってしまい、
引越の際にリニューアル&リセットしたはずのブラコレがまた増えました。
実はほうきも好きなんですが、でかい系に手を出すと家族に叱られそうで、
1m以下のものしか、、、ああ、あこがれの巨大ほうき(魔女宅なやつ)。

余談ですが、ベルリン、ロンドン、サンフランシスコ、ブタペスト、東京、神戸、は
いいブラシが売っている確率が高い6大都市であると思う。うむうむ。
ブラシ好きのわたしが各国各街のホームセンターやスーパー、
道具屋を徘徊して検証済み。
ついでに、東京ではここに行くといいブラシが!というお店としてあらたに

Found MUJI 青山(無印のギャラリー付きコンセプトショップ)
The Tastemakers & co.

をブックマークしました。
Found MUJI 青山のはドイツの工房のもの、The Tastemakers & co.
のものはたしかアメリカ。
ということで、上の検証もあながち的外れではない、、ほらねほらね、
とひそかに納得の気分でこの2つのお店をあとに。

さて、新入りのブラシの用途については、ただいま検討中。
このブラシ愛を掃除かなんかでもって、清く正しく消化したいと思います。
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2012.04.08 Sunday
未来ちゃん



札幌PARCOで開催されていた川島小鳥さん写真展「未来ちゃん」にめろめろ&悶絶。
初日に押し掛け、もちろんサインしてもらった!
(ミーハーと呼んでください)
友人の写真家キッチンミノルに聞いていた通り、
川島小鳥さんご本人もとてもチャーミングな写真家さんであった。
ぷはー。写真欲だけでなく微妙な年ごろの女の子欲(ってなに?)も満たされました。
ああ、可愛かったな〜、未来ちゃん。

同じようにニヤニヤがとまらないお客さんがあちこちにいて、
見ている人同士でついおしゃべりがはじまってしまいそうなムードも
楽しくって良かった。
自分ちに子どもがいるせいか、
このくらいの女の子を見るだけでキュンと来るものがあるのだけれど、
なんというか未来ちゃんのたくましさ、愛らしさって桁はずれ。
ファッションセンスの突き抜け具合もさいこう。
あれって家族のセンスなのだろうか、、。
ちゃんちゃんことかスイカ柄の水着とか、、たまらん。
小洒落てミナ・ペルホネンとかボンポワンとか着た都会っ子も
そりゃ可愛く楽しいのだけれども、でもそういうことじゃない、
未来ちゃんという存在そのものの光みたいなのが強すぎて、
おしゃれどうこうな写真でないのがまたすごく良いのであって。

あんな風に、その時にしか存在しない、
あっという間にこぼれ落ちていく蜜のような子どもの小さな時間・景色ごと
目撃し、残し続けた小鳥さんもすばらしいけれど、
小鳥さんに撮ってもらえた未来ちゃんも幸せだろうなあ。
でも、残ったあの写真がどんなに貴重で、
振り返ってももう手に出来ないものであるか、
撮られた本人がほんとうに気づくのはきっともっと先のこと。
その大きくて大切な楽しみも含め、かけがえのなさも切なさもたまらない写真展でした。
写真展は16日までですが、写真集もすてき(祖父江さんのデザイン)!
ひとまず、うちの娘も未来ちゃんみたいな前髪にしよう、と思う。
2012.04.02 Monday
ただしくたのしめDIY
昨日DOMMUNEでやっていた、FOR 座REST大学@福島の中継に、
drop家そろってかなり大好きな坂口恭平氏(新政府 初代内閣総理大臣)が出ていて、俄然盛り上がる。
友人のあんざいしんやさんもお父さんも出演していたし、
豪華アーティストライブもすばらしかったのだけど、
坂口さんのトバしぶりがあまりに痛快で、
途中で音楽やゲストの語りに浸るどころではなくなってしまった。
PCの前で、いいぞいいぞ〜と拳をあげてしまいましたよ。

坂口さんのことは、2年前にエココロでの連載(家をめぐる冒険)で、
猪谷六合雄(イガヤクニオ)の紹介をしていたのをきっかけに知った。
連載1発目で紹介されていた「猪谷六合雄が71歳で車の免許をとって、
73歳で車を改造してトラベルカーと名付けた移動式住居を作り上げた、、、」
という衝撃の発明家人生もたいそう印象的だったのだけれど、
坂口恭平さん自身も、建築という窓からホームレスの研究をしたり、
モバイルハウスを作ったり、熊本で新政府をつくって首相になったり(!)、
(※詳しくは0円ハウスまたはゼロからはじめる都市型狩猟採集生活をご覧あれ)
知れば知るほど猪谷六合雄を上回る勢いのDIY精神の持ち主ということが判って、
つねに興味しんしん、その行動と行く先に大注目なのです。
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2012.03.30 Friday
試作その1(フォルム デ ナギ)









堅いボール紙のフォルム デ ナギ(とよんでいる)。
うちの娘(なぎほ)のかたち。
寝てるときになんともよいかたちで気持ち良さそうに転がっているのでメモ、
そして紙で再現。
自分がモデルだとは思わず、彼女はこの人体パーツをもふもふと噛んでいましたけど。
こういうのは、マリオネットと呼ぶのだろうか。
糸で動くようにならんかな〜と試作ちゅう。
脈絡のない工作はたのしい。

自称発明家、みたいなひとがすきだと前も書いた気がしますが、いまもすきです。
(すごいハンバーガー自販機を自作するおじさんがいた)
ついでに、骨董市とか海外のマーケットなんかで見つけてしまうと
買わずにいられないのが、
日曜大工で誰かが自作したいびつな虫かごとか
工夫しすぎてむしろ使いづらくなったっぽいノートとか、
子どもがなにかを覚えるために手書きで書いたへんてこメモとか、
もともとの持ち主がどんなひとだったか想像の余地がありすぎる謎のシロモノ。
もののまつわるストーリー以前に「なんでこんなんつくってん」と
ツッコミたくなるものってたまりません。
いや、ツルっと美しいものだって、もちろん文句なくすきなのですけれどね。

フォルム デ ナギが、100年後の骨董市で、
同じようなへんてこすきの外国人とかに発掘されたら楽しいよな〜ぼわわーん
、、、とはさみで厚紙を切ってこんなもん作ってる母親は、
はたしてこの瞬間に何人くらいいるんだろ、と考えてみたりみなかったり。
全然ひまではないのに、ひまっぽい優雅さを味わえていいぞ、工作。






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2012.03.20 Tuesday
写真家と海と家族






先日、東京から札幌へとやってきた写真家キッチンミノル
写真展のいろいろを下見しにきて、
翌日は隣の街のその先にあるパン屋と海までドライブ。
(もちろん前日は札幌班による呑みが続き、睡眠不足)

忍路(おしょろ、と読む)という集落には、ストーンサークルがあるのだけれど、
美味しいパンのついでに寄ってみたところ、まだまだ雪に埋もれていました。
なぜあんなにもストーンサークルがぼこぼこあるのだろう。

集落の先にある小さな港には、カモメがすいすい来ていた。
ひさしぶりに海を見る。
そういえば、キッチンミノルの作品集にも「海」がある。
その「海」はすーっと遠くどこかに繋がっていそうな海。
目の前の海は、穏やかで、でもぎらぎらと強く光る海でした。

貴重な彼の滞在時間に、家族写真を撮ってもらった。
後生大事にしよう、と感謝のきもち。
この小さな家族3人が写っている写真は、あんがい少ない。
娘の写真はもう1000枚くらいある、というか娘ばっかり撮っているけど、
プロに撮ってもらえる機会なんてそうそうないものなー。
しかも「AERA風 で」とずうずうしいお願いまでする。
(キッチンはAERAでの連載を撮り続けています)
ところで、ずっと写真は撮るのは好きでも撮られるのは苦手だったのだけれど、
出産以降、なにかがどうでもよくなり「あははどうもどうも〜」と
素直にうれしく思うようになりました。

キッチンミノルは、今後、ライフワークのように、
移動写真館でいろんな家族を撮りたいのだそうです。
家族写真を残したい人はぜひ聞いてみてはいかがでしょう。
そんな彼に今、撮ってもらってよかったな。
遠い未来に見たとき、どう思うんだろうなーと思いながら、
シャッターの音を聞きました。
いい記念です。





2012.03.18 Sunday
中山智恵さんの「定食弁当」




すっかりすっかりお知らせが遅くなってしまったのですが、
2月中旬に主婦と生活社より発売となった、
フードコーディネーター中山智恵さん初のお料理本「定食弁当」が
全国書店にて絶賛発売中です!
この「定食弁当」で、dropはデザインとイラストを担当させて頂きました。
「見ているだけでよだれがでて来る本」に仕上がって良かった〜と思ってます。

ここ数週間、いろいろな書店をかさこそとパトロールしておりますが、
どの書店でも新学期ゆえお弁当コーナーが出来ていて、
その中でも大々的に「定食弁当」をアピールしてくださっている書店さんが多く、
とてもとてもうれしい〜!!!(面置きされていると俄然アガる)
撮影の川村隆さんによる、がつんとささる表紙のオムレツ弁当写真の力によるところも
かなり大きいですが(全ページ本当に美味しそうな美しい写真の数々)、
なにより中山さんのレシピはどれも美味しくて、
本を元に再現してみても、春らしい彩りになるのがうれしいお弁当本です。
この本のサブコピーである、
「白いごはんがもりもり食べられる、懐かしくっておいしい、定番弁当40」
まさにそのとおりのレシピの数々!
ごはんがすすむメインがあって、付け合わせや総菜のバリエーションも多くて、
味に濃淡があって飽きがこない。バランスが良くて味わい深いお弁当が出来上がります。
dropのお気に入りは「鮭のじゃがいも焼き弁当」で、
この本を作らせて頂いて以来、何度も作っているレシピのひとつ。
著者の中山智恵さんは北海道のご出身なので、
ここ北海道で馴染みのある食材や味付けが多く使われているのも
我ら道産子にとってはうれしいポイントです。

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