2011.10.23 Sunday
ちいさなしまのおおきないとなみ
 
 
 


今回、出張で訪れた長崎県・北松浦郡小値賀町は、
地図でいうと平戸や佐世保の左のほう、、、
五島列島では北に位置する島です。
西海のおもてなしの島としても人気で、
船でしか行き来できない小さな島にも関わらず、観光客は毎年増えているよう。
北の北海道から、ずいぶん南の小値賀島とご縁がつながったのは、
我らdropもお仕事をご依頼くださった担当さんもお互いびっくりのいきさつで、
話せば話すほど、仕事でなくてもいつか出会いそうな気の合いようだったし、
我らは彼らの志の高さや島に対する愛情に心打たれて尊敬、
そしてなによりも島じたいが、小値賀に住まれている方々がそれぞれ本当にすばらしく、
ぐっと、心惹かれる島だったのでした。
リピート率が高い島である事も頷けます。うむうむうっとり。
いわゆる名所もいろいろ連れて行っていただいて、
毎日フルによいところ、めずらしい風景も見せてもらったのだけれど、
それ以上に尊いなあ、本当によいとこだなあと思わされたのは、
どこに行ってもすてきな笑顔を見せて話しかけてくれるひとばかりで、
よそものにも真剣にいろんな話や島の歴史を聴かせてくれたり、
時には道ばたでいろんなものをお土産に頂いてどんどんポッケがふくらんだりする日々で、(五島列島唯一の活版印刷所にお邪魔して、罫線までいただく。もらいすぎ。)
「極上のあたりまえ」「古き良きニッポンの田舎の風景」がそこかしこにあって、
都会に暮らしてお金でいろんなものを簡単に手にしていることが恥ずかしくなるような
シンプルであるぶん、毎日の暮らしの中で大事なことがくっきりはっきりしちゃうような
不思議な心地よさとまっとうな暮らしぶりをずっと感じる日々で、
小さな島に長く息づいて来た、あたりまえの営みに一番ぐっときました。

小値賀島には民泊というすてきなシステムがあって、
事前に予約をして島に住む一般のお宅に滞在させて頂くことができるのだれど、
民泊を受け入れてくれるおうちはおもてなし上手、お料理上手なお宅がとっても多く、
毎日おいしいごはんをたらふくごちそうになり(好き嫌いまでちゃんと聞いてもらえる)、
楽しい話と真剣な談義で夜は更け、虫の声を聴きながらとろーんと床につく、、、
いかんいかん、、これは仕事、これはあくまで仕事ですぜ!と、
自分に言い聞かせるのが大変なほど、心地よいプチ島暮らしを体験させて頂きました。
dropが泊まらせていただいた「民泊 ぶうさんち」は、
ご主人の通称ぶうさんが畑仕事、島のガイド、野外での出張調理人、民泊オーナー、
食品開発など何役もこなす超働き者の博識おじさま。
パートナーのみほさんもお客さんのごはんづくりに、
畑仕事に、今回は我らの赤さんの子守りまで、、、と、親戚ですか?!というほどの
お世話になりようで、感謝してもしきれぬ旅となりました。
うちの赤さんまでもがぶうさんちのとりこに、、、(毎日異様なほどのご機嫌ぶり)。
民泊はそれぞれ個性豊かなお宅が数十件登録されているそうですが、
dropは「ぶうさんち」で良かったなあと心から思い既に再訪を心に決めています。
おすすめの民泊さんです。
なんだなんだ小値賀、行ってみたいぞ、という旅人のかたはぜひに。
と、勝手に宣伝してますが、我らに課された大仕事のスタートはまさにこれから。
いい旅だったぶん、小値賀島を好きになったぶん、
仕事でおかえしができるようがんばらねば。
小さな島で見聞きした、毎日の美しい営みのこと。
あの島にしかない、とくべつな良さのことを、いったいどうやって伝えようか。
しばし楽しんで苦しんで、そしてよいものをつくりたいと思います。