2013.06.20 Thursday
桑の木、桑の実。



庭で1番大きく葉を広げている背高のっぽの樹。
引っ越して来た当初は何の樹だろうと思っていたけれど、
親切なお隣さんによって、「桑の樹」であることが判明。
そうか、たしかにここは桑の園、と書く「桑園(そうえん)」という地域名だった!
なんでも、開拓時代に庄内藩士族156名の方たちが、
桑苗4万株を植裁したのだそうで。
桑を育てる=蚕を育てて糸を紡いでいたのだろうと想像します。
その名残で縫製工場やアパレルの会社がそこここにあるのかな。

北海道って歴史を遡っても、140年そこそこの新しい土地なので、
だいたいは全国のいろんな土地の人々によって開かれていったわけで、
実は我ら道民の祖先は元を辿るとだいたい道外にあったりします。
だから、故郷、地元とは呼びつつも、この土地から生えてきたぞ、、という
土地との深いつながりを重んじる価値観は実はほとんど無く、
ニューランドをシェアさせてもらってます、、とでも言ったらいいか、
みんなでこの広大な新しい土地に乗っかって生きている、
仮住まいしてる、という気分がずっとあります。
1度外に出て、戻って来たから、の感覚でしょうか。
1本の樹から、ずいぶんと話大きくなってますが。

本来、誰のものでもない土地だった、、と考えると、
「土地所有」とか「賃貸」っていう制度って一体なんなのだろうなー。
先に来た人が適当に決めて、誰かの都合で適当に分割していったんじゃないのー
と思うにつけ、何かをがっつりねっちり所有しようという意欲は低下していく。
今目の前に、できることがあって、交換したりできて、
そのへんのものとか借りた土地で何かを育てて食べられたらじゅうぶんという気も。
荷物も心も軽く軽く。
なんでもかんでも所有しよう、なんて気持ちは持たずに、
人のつながりと身の周りにあるものでどうにかこうにかやっていく智恵を身につけて、
いつでもどこへでも旅立てるようでありたいなあ、とも思う。