2012.03.20 Tuesday
写真家と海と家族






先日、東京から札幌へとやってきた写真家キッチンミノル
写真展のいろいろを下見しにきて、
翌日は隣の街のその先にあるパン屋と海までドライブ。
(もちろん前日は札幌班による呑みが続き、睡眠不足)

忍路(おしょろ、と読む)という集落には、ストーンサークルがあるのだけれど、
美味しいパンのついでに寄ってみたところ、まだまだ雪に埋もれていました。
なぜあんなにもストーンサークルがぼこぼこあるのだろう。

集落の先にある小さな港には、カモメがすいすい来ていた。
ひさしぶりに海を見る。
そういえば、キッチンミノルの作品集にも「海」がある。
その「海」はすーっと遠くどこかに繋がっていそうな海。
目の前の海は、穏やかで、でもぎらぎらと強く光る海でした。

貴重な彼の滞在時間に、家族写真を撮ってもらった。
後生大事にしよう、と感謝のきもち。
この小さな家族3人が写っている写真は、あんがい少ない。
娘の写真はもう1000枚くらいある、というか娘ばっかり撮っているけど、
プロに撮ってもらえる機会なんてそうそうないものなー。
しかも「AERA風 で」とずうずうしいお願いまでする。
(キッチンはAERAでの連載を撮り続けています)
ところで、ずっと写真は撮るのは好きでも撮られるのは苦手だったのだけれど、
出産以降、なにかがどうでもよくなり「あははどうもどうも〜」と
素直にうれしく思うようになりました。

キッチンミノルは、今後、ライフワークのように、
移動写真館でいろんな家族を撮りたいのだそうです。
家族写真を残したい人はぜひ聞いてみてはいかがでしょう。
そんな彼に今、撮ってもらってよかったな。
遠い未来に見たとき、どう思うんだろうなーと思いながら、
シャッターの音を聞きました。
いい記念です。





2012.03.15 Thursday
はればれしたから、パン食べよ。



3月15日、本日〆切とされる確定申告というものの存在が、
我ら自営業者の心と体を支配しっぱなしの今日のこのごろ。
あーおわった。よかった。これで晴れて自由の身。
dropも無事テイシュツしましたよ。ほっとひとあんしん。
だんなはんが朝1番に税務署に行ったところ、
となりでレシートの束をかかえて「何も終わってないんです」と
泣きついている人が居たとか。3/15にすげえ度胸だな、、て、
自分らもじゅうぶんぎりぎりやんけ!
や、でも終わったことはたしかなので、ハレバレ。

あんしんしたところで、
石田珈琲店の珈琲とパンにがっつきながら、至福の時を過ごします。
珈琲屋なのに、あんなにパンとお菓子まで美味しいなんてただ事ではないと毎回思う。
全国にいるたくさんの石田珈琲店ファンのお客さんたちをかき分けて、
dropも足しげく珈琲豆とパンを買いにいっております。
同じようにこの魅惑の「うまい珈琲とパンの最強ルーティン」で暮らしている
人々も多いようですから、この美味しいセットおよびケーキを目がけてゆく方は、
予約をしておいたほうが確実と思われます。
というか、予約をしてでも食べた方がよい珈琲豆とパン。おすすめ。
石田さんの近所に住んでてよかったー。
(気が大きくなっているので、あからさまに自慢。イヒヒ、、)

昨年冬から札幌市内での営業をはじめた、石田珈琲店の石田ご夫妻は、
移転前の秋田のお客様たちや全国のファンの支持に加えて、
既に札幌市民の舌をも魅了しているのを感じます。
通販ページでも、豆からケーキからギフトから絶賛販売中ですよー!
北国で生まれる美味しい珈琲とパン、とケーキ、
遠方の方もぜひまいにちの味に、どうぞ。
2012.03.11 Sunday
去年のきょうと、今年のきょう。


早いもので、3.11からもう1年。
それぞれの場所で、なんとも言葉にしがたい想いで
今日を迎えられた方が多いのではないでしょうか。

drop一家は本日、東日本大震災で亡くなった方達に黙祷を捧げ、
どこにも行かず家族で1日を過ごしました。
今年の今日、家族さんにん一緒に居られることに感謝して。

去年の今日、だんなはんは東京、私は札幌の実家に着いたばかりの妊婦で、
ばらばらな場所に居ながら、あの地震が起りました。
かなりイレギュラーな状況で昨年の3.11を経験しましたが、
dropの場合はかねてより考えていた移転に地震が重なったかたちで、
虫の知らせのように、動く準備をしていた矢先の巨大地震でした。
地震、そして原発事故から数週間の緊迫した日々、異様な感じは
今思い出してもすべてが生々しく、苦い気持ちがよみがえります。

あの日以降、自分の中で何かがぶっ壊れた。
地震や津波、放射能によって目の前のものをもぎ取られた人はたくさんいるはずで、
直接被災していない自分が、そんな事を言うのはおかしいのかもしれないけれど。
それでも、壊れた、、、という感触が今も心に残ります。
その、壊れた何かによって「生きていくため、生き延びていくための判断」の材料が、
大きく大きく変わった。
うまく言えないけれど、今まで「生きてきた自信」のようなものは、
木っ端みじんに消えた感じがしました。
今までの暮らし、仕事で得た経験、あたためていた次のビジョン、
全てが3.11以降、ちっぽけで空虚なものに思えた。
今まで培ってきたはずのものが、何の役にも立たないもののように思えたし、
世の中で叫ばれて来た「復興」とか「絆」という言葉と、
自分たちができることとのギャップにもずずーんと落ち込んだものでした。
大切にしてきたはずのものに価値がないのではないか、と考えてしまう暮らしは、
なんだかとても心もとなく、暗かった。

2012.01.15 Sunday
北の国でも、よく話しかけられます。


以前にも書いたことある気がしますが、
道ばたとか行き先々で、異様に知らん人に話しかけられます。
老若男女、人種関係なくあらゆる場面でやすやすと話しかけられ、
買い物中とか目的地に行きたいのに先に進めん、ええとどうしたらいいんすかこれ、、
と戸惑うほどなのですが、この「話しかけられすぎ」が、ついに事件的なものに発展。

雪がちらつく年末のある日、赤子をだっこしながら、
買い物の帰り、荷物をぶらさげて雪道をとことこと歩いていたところ
見知らぬおばさんに「すすすいませーん!!」と迫られ、何故か1000円を貸すはめに。
もはやいいカモとしか、、。
おばさんによると、
「自分はいま具合が悪い、で、病院に行くためあわてて出て来た」
「が、財布を忘れ、立ち往生。通帳は持っているのだが、カードを忘れATM使えず。」
「喫茶店で待とうにも、財布=お金がない。交通費もないので病院にも行けない。」
「つきましては、必ずお返ししますので見知らぬあなたから1000円借りたい。」
のだと。
早口で、妙に薄着。ぱっと見、具合がわるいのかも微妙。
安価のおれおれ詐欺か?と一瞬疑っていい依頼じゃないすか。
いくら気のいいぼんやりしたわたしでも、さすがに怪しみました。迷いました。
2012.01.10 Tuesday
お菓子が詰まった、ちいさなおうち。



昨年の大晦日に届いた、小さなおうち。
わくわくしながら開けて見ると、
美味しそうな焼き菓子がぎっしり!
たまらなく嬉しい贈り物にびっくり。ひゃっほう!

こちらのおうちギフトを送ってくださったのは、
鎌倉でジャム屋さんRomi-unie Confiture(ロミユニ・コンフィチュール)、
学芸大学で焼き菓子のお店Maison romi-unie(メゾン・ロミユニ)を営む、
お菓子研究家のいがらしろみさん率いるromi-unieのみなさん。
見た目が可愛いだけじゃ無く、1つ1つが美味しく歯ごたえも楽しくて、
年始早々うれしいティータイムが続きました。あーしあわせ。ごちそうさまでした。
こんなおうちが届いたら、みんなうれしくなっちゃいますね。

お知らせがずいぶん遅くなってしまいましたが、
dropで romi-unie さんのホームページをリニューアルさせて頂きました。
ちょうどromi-unieサイトではバレンタインのギフトの予約もはじまりますよ!
ぜひぜひ、ご覧ください!

2012.01.02 Monday
船を漕ぎ出せ、旅に出よ。



年越しのごあいさつもできぬまま、
2012ねん、ニュウイヤーがやって参りました。
あ、あけましておめでとうございます。
つ、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

と、どもってしまうくらい1年が経つのは早いのであって。
あっという間を通り越して、目にも止まらぬ早さになってきてますけれども。
去年の正月には居なかったひと(←娘)が、今は隣で笑いながら転がっている不思議。
去年の正月に居た東京でなく、エゾ(←北海道札幌市)にいる不思議。
気づけば、知らぬ間に今という時間や場所に馴染みきっている不思議。
昨年は東日本大震災や原発事故もあり、
忘れられない忘れることはきっとない大きなこと尽くしの1年でした。
ぜんぶがぜんぶ、たった1年の中で起こったできごとか、、、あああ。

2011.12.16 Friday
親ばかだましい炸裂の1さつ



ものすごく遅いお知らせなのですが、
ものすごく私的な1冊を、雑誌カメラ日和さんのご厚意により、作りました。
ここで告知するのも迷うくらい、親ばか愛にまみれた1冊です。
drop around青山家のもとに生まれて来た、
凪っぽさん(←うちの娘)で1冊写真集を作ってしまう、という
親ばかにもほどがある企画です。
カメラ日和特設ページからcanonのフォトブックサイト、
PHOTOPRESSOのサイトへ飛んでご覧頂けます。

と言っても、ほんとうに全ページうちの娘なわけで、
よその人から見たら何が楽しいねん、という気もしなくもないのですけれども。
同じく親ばかの大波にノリノリで乗っているご一家には、
記念の1冊の作り方の参考になるのではないか、、、と。
無理矢理前向きにおすすめしておきます。でも、はい、なんかスミマセン。

東日本大震災のあと、被災された方たちがいのいちばんに探しに行かれたものは、
家族の写真や子どもや孫の成長を記録したアルバムだったそうです。
ニュースなどでその様子を見るにつけ、
写真というのは、単なる記録だけではない。
たいせつな愛おしい記憶を呼び戻す装置なんだなと感じ入りました。
シャッターを押す力の素は、愛でしかないだなあ、、というのも、
写真を選んで、写真集を編んでいく際に思い知ったり。
何を伝えたいかをじっくり考えながら、自分で写真集を作ってみるのもオススメです。
被写体にもさらなる愛が深まることうけあい。

何年撮ってても、そう巧くなっていかないけれども、
それでも撮る事は止めないだろうな、もっともっと撮っていきたいなと思う。
カメラでしか写せない、写真でしか残せない何かがきっとある。
そんな気持ちが改めてふつふつと湧いてくるお仕事(?)でした。
カメラ日和さん、いつもどうもありがとう。
そして40号おめでとう!祝!
2011.11.14 Monday
box from india


やさしい友人が、産後のデトックスに効くからとプレゼントしてくれたハーブティーが美味しくて、続けて飲みたいなあと思ってネット注文したら、なんとインドから直送だとかで、10日後くらいにあやしげなダンボールが届く。

ダンボールの素材がちょっと粗悪で、ちょっと好み。
しかも開けてみるとインド臭というのか、なにやらスパイシーな香り。
さらには謎の封筒がペラーンとはいっていて、
「インド人スタッフは日本語が読めません、うんたらかんたら、、」と書かれた、
異様にくしゃくしゃの手紙が同封されていた。
ゴミですか?というような、びっくりするくらいくしゃくしゃの手紙であった。
さすがインド人、細かい事に気にしなさすぎです。
かっこういいね、むしろ。
お茶はおいしかったけれど、ひさしぶりに郵便物で爆笑。
ああ、たのしかった。

しかしまあ、こういうへんな梱包とかあやしい素材感の外国の荷物ってわくわくします。
dropのへんな紙好き、ダンボール好きは(我らの周辺でだけ)有名なのですが、
こういうものにほど、創作意欲を駆り立てられます。
おしゃれでない、意図しないで目に飛び込んできたへんなもの。
そういうもののおかげで、ものが作れているような気もします。
2011.10.10 Monday
小値賀島へ
あああ、ひさしぶりの旅。旅です。
馬ににんじん、dropには旅。
産後、こんなに早く飛行機に、そして船にまで乗れるとは!うれしいよう。
北の国から大きく南下、長崎は五島列島にある小値賀島(おぢかじま)へ行ってきます。
うひーたのしみ。って、もちろんお仕事でゆくのですけれども。
仕事の出張なのに、うちの赤さんまで連れて一家3人で行きますけれども。
つまりはうちの赤さんももはやdrop aroundの一員ということで、
ここはひとつ、にこやかさで営業の役割でも担ってもらうべきか。
もしくはご意見番ということで、会議でよい案でも出してもらうとか。
なんて言っている場合ではなく、いままさに旅したくでどたばたの渦中におりますが、
実りある訪問になるよう、頑張って、そして楽しんで来ます。
どんなお仕事で行くのかは、またおいおいご紹介したいと思います。

とにかく、これから伺う小値賀島がすんごく良い場所、島なのであろうことだけは、
お世話になっている小値賀アイランドツーリズム協会のスタッフKさんの
丁寧なご対応やご案内からすでにむんむん伺い知る事ができます。
風景が良いと、気持ちが澄む。
迎えてくれる人があたたかいとまた行きたくなる。
地に足の着いた暮らしが見えてくると、そこに住みたくなる。
たぶん、そのバランスがとても良い島なんじゃないかと想像しています。
いやはや、とても楽しみです。

トップページでもご案内しておりますように、
出張に伴い、オンラインストアのご注文の商品配送がこの間出来ず、
到着が遅れます事をどうかご了承ください。
なお、既にご注文を頂いているお客様につきましても、
ご入金確認ができていない場合は17日以降の発送とさせて頂きます。
いろいろとご迷惑おかけしまして申し訳ございませんが、
どうぞよろしくお願い致します。
それでは、いざ南下、行って参ります!
2011.09.08 Thursday
うちにはちいさいお地蔵さんがいる。
自分ちの赤子のはなしばかりで興味ないひとにはほんとにスイマセン、なのだけれど、
うちの娘はどうもお地蔵さん風味である(髪がうすく、いつも微笑んでいる)。
生後2ヶ月を過ぎてまるまるとして来たせいなのか、
なんかこう、つい拝みたくなるような、
赤いよだれかけ(スタイ、ではなくあくまで古風なやつ)をつけて団子でも置いといてやりたいようなそんな風貌になってきています。
生まれてすぐの頃は、奈良美智さんの絵に出てくる女の子にそっくりだったし、
顔というのはどんどん変わっていくものなのだなあ、と感心。
いくら撮っても足りません(ハードディスクが破裂しそうです)。
相変わらずの親ばかふたりは地蔵に似ている赤子を前にしても

「三蔵法師役の夏目雅子に似ている気がしてならない」
「こんなに可愛い子は世の中にいるのだろうか」
「もう早しゃべったー。ていうか、歌った?て、天才!!」
「でも、演歌がうまい子にはなりませんように」

などとささやきあっていて、完全に家庭内は親ばか無法地帯となっていますが、
可愛いのはいまのうちだけだぜ、とほうぼうから脅されているので、
嵐のコンサートに行くから1まんえんちょうだいとか言いだすようになるまでは
やいやい可愛がって、ねっちりと愛を注ぎ続けたいと思います。

と、言いつつも、既にゆるやかに仕事を再開しているので、
日中は赤子の前と商品倉庫とPCの前とをぐるぐる行き来してます。
オンラインストアの再開後すぐから、ご注文もたくさん頂いており、うれしいです。
どうもありがとうございます!!!
ちょうど今週あたまの読売新聞にdropオリジナルプロダクトのひとつ、fusenが
掲載されたのもあり、お問い合わせやご注文もしばらく続いてありがたいことです。
北海道版には掲載されていなかったので、我らは残念ながら見れてませんが、
見てくださった方々はこの場を借りて、どうもありがとうございます。
cdの水の記憶、旅人の本箱にセレクトしている「日々」や「ミューレン」も人気。
普段からメッセージを書き添えてくれたり、商品到着後にわざわざお手紙をくださる方までいて、なんかこう、いいお客様達に支えられているなあと涙しています。
とくにリピーターのお客さんはわざわざ何度もうちに直接注文してくださっているわけで、感謝してもしきれないなあと思うばかり。
ますます、よく考えてものをつくり、作ったものは長く丁寧に売り続けなければと気持ちがひきしまります。
お客様たちには、うちにいるお地蔵さんからも健康祈願・交通安全・商売繁盛その他、大盤振る舞いの念を飛ばしておきますので、どうか台風の雨風にも負けずにお過ごしくださーい!!




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